2006/06/27

『勇気をくれたこのひとこと 9』裏話

『勇気をくれたこのひとこと』という、
もう10年ぐらい続いているディスカヴァーのベストセラーシリーズがある。
その第9巻目が、7/5に刊行されるので、
現在、校了を目指して爆進中である。

ウェブやはがきでたくさん寄せられた読者の方々からの言葉を、
入念に選び、原稿を制作し、
カバーや帯に入れる文言を決めた後…、
残るは、もっとも悩ましい編集後記!!

今回の『勇気をくれたこのひとこと』や、
『I miss you …』、
『わたしたちの名言集』などのシリーズでは、
担当編集者が、その編集過程をとおして、
ふと感じたことや、シリーズに対する思いを、
編集後記の場を借りて読者にお伝えすることにしている。

とは言っても、
短い文章であるにもかかわらず、
気合いを入れれば入れるほど全然書けない。

そんなこんなで後回しにしているうちに、

「やばい!明日は入稿だ…」

「でも、もう夜7時になっちまったよ…」

「書いたけど、どうも、しっくりこないよ!」

「全部書き直そう」

「ぎゃああああ!もう10時だ」

「がーん、11時ー」

「ああ、11時半。もうすぐ終電……」

というように、
もだえ苦しみながらも、
私自身の「勇気をくれたこのひとこと」体験を、書いてみました。
かなり照れくさいのですが…。

この本を手に取ってくださる方が、
ちょっとだけ目に留めてくださり、
「へぇ〜、こんな人がこの本を編集したんだー」
と思ってくださると、嬉しいです。

ということで、
『勇気をくれたこのひとこと 9』お楽しみに!

2006/06/09

京都出張

先日、京都に一泊の出張に行った。

営業時代に、大阪、奈良、神戸などを担当していたときは、
一ヵ月の2/3は出張で、
ホテルに滞在するのもあたりまえだったのだけれど、
編集に異動になってからは、初めてのこと。

今回の出張の目的は、
秋頃の出版に向けて進んでいる、とある企画の著者に会うこと。

打ち合わせは、
先方(女性です)のお仕事が終わった夜中の0時ぐらいから、
食事を兼ねてスタートした。

最初は緊張したものの、
お酒が進むにつれ、お互いにヒートアップ!
(ご存じのとおり、酒好きの私。同じくお酒好きな彼女と意気投合!)

祇園の店を二件はしごし、
さらに話したりなくて、
ホテルの部屋で朝5時ぐらいまで、
どんな本にしていくかを相談した。

さすがに最後のほうは二人とも疲れはて、
「じゃあ、またよろしくお願いします〜」
と、お互いによれよれと挨拶をし、
かろうじて自分の部屋にたどりいた。

いやー、激しかったー。

でも、著者とじっくり話をしたことで、
どんな本にしていきたいのかを
たくさん相談し、お互いの意見を知ることができた。
本当に良かった。

秋の完成に向けて、
これからどんどん頑張っていきたいと思います!

みなさま、お楽しみにしてください。

2006/06/02

めざせ!美人広報!!

ここ一週間ほど体調を崩し気味だった。

最初は普通の風邪だと思っていたのが、
知らないうちにこじらせたのか、
気管支炎などという病気になっていた。

今では大体回復したのだけれど、
咳だけがなぜか止まらない。

突如、
「げぇええっほ、げっほ〜」
と、オフィスにひびかせることになり、
周囲にも申し訳ない。

何より、花の25才なのに、女もすたる。

そんななか、本日、
後輩のTちゃんに同行して、
あるウェブ企画についての打ち合わせに行った。

お会いしたのは、
先方の会社で広報を担当されている女性。

今回でお会いするのは2度目。

初めてお伺いしたとき、輝くばかりのお美しさに、
「おお、さすが美人広報!!」
と、感動し、
Tちゃんと2人で自分達のぼさぼさな髪を恥じたものである。
(ちなみに私も一応、編集と広報担当。
「ユニーク広報」と呼ばれる方がふさわしいかもしれないが…)

約束の時刻ちょうどにお伺いし、

「おお、今日も相変わらずしっとりとしたたたずまい…」

と、見とれていたのだけれど。

「コホン、コホン」

と、時折、苦しそうに咳をされているではないか。
聞けば、風邪をこじらせて気管支炎だということ。

私と同じ!

ただし、病名だけ。

同じ病気でも、美女は、
咳すらも美しく、可憐なのだった。

「広報たるもの、会社の看板である!」
と、広報のセミナーで先生が言っていたっけ。

変なギャグやらエピソードを増やしてる暇があったら、
「美人広報」になるべく、
ちゃんと女を磨こうと思います。

2006/05/31

読者の方々

ディスカヴァー編集部で、
いつも一所懸命アルバイトをやってくれているMさん。

真面目で、しっかりものの彼女は、
マスコミへの献本発送や、
過去の掲載記事整理など、
片っ端からきびきびと片付けてくれるので、
いつも安心してお任せしている。

そんな彼女が、
今朝、わたしが出社したとき、一言。

「あの、新米編集者のブログって、
 もしかしてOさんが書いてるんですか?
 最近、このブログに気がついて、読んでるんですけど…」

「へ?
 そうだよ!わたし以外だれもいないじゃんよ〜!」

彼女が読んでくれていることも驚きだったけれど、
わが編集部のメンバーは、どう見回しても、
私以外は、すべてベテランの大先輩。

私以外の編集部の誰かを、
彼女らしい生真面目さで、
書き手の候補として考えていたのかと思うと、おかしい。


このブログをスタートさせてからもうすぐ一年。

最近、
いつもお世話になっている印刷会社の方々や、
お食事会などでお会いする機会があった他版元の編集者の方、
妹の後輩(なぜか!)など、
自分の知らないところで、
このブログを読んでいただいている方が何人も増えてきている。


目の前のことに忙殺されて、
つい更新を怠っていることを申し訳なく思います。

そして、そろそろ「新米」編集者も、
脱皮していかなければいけない時期なのかも。

いずれ成長した暁には、
「中堅編集者しっとり日記」
とかがいいのだろうか?

ちょっと気持ち悪いか…。

2006/05/25

進め!マジビジ君!!

全国の書店へと元気に飛び出して行った「マジビジ」シリーズ。

ふだんビジネス書を読まない読者でも、
スムーズに理解できるように、
文体を話し口調にし、図を駆使したり、
と、内容も充実している。

が、このシリーズにはもうひとつ、
見逃せない目玉が!!

それは、
メインキャラクターの存在。


名付けて、


マジビジ君!
(ま、そのままなんですけどね)



額のMは、マジのM(決して頭髪がヤバいわけではない)。
いつでもボクサースタイルの力強い動き。
性格は、マジ。(でもマジ過ぎて、いつも失敗)



そんな彼は、「マジビジ」シリーズを読むことによって、
読者と共に、真の仕事に燃えるビジネスマンへと
変貌していく…はずなのである。


マジビジ君は、
書籍のカバーはもちろん、
創刊記念のポスターやポップにも登場。

本に挟み込まれているしおりでは、
彼の「マジ」過ぎる日常が、
4コママンガになっている。


このマジビジ君というキャラクターを考えてくださったのは、
デザイナーのYさん。

Yさんからあがってきたイラストを見ながら、

「なんか、こういう人、どこかで見たことがあるような…」

と、思い返していて、ふと気づいた。


我が同期のH君に似てる!


彼の、マジ過ぎて、力が入り過ぎてしまったり、
Yシャツの裾が半分ズボンからはみだしていたり、
たまに、ありえない失敗をしたりするところ。
でも、結局憎めないところなんかがそっくりなのだ。

そして、彼は今回「マジビジ」シリーズプロジェクトの
若手リーダーでもある。

ということで、
ディスカヴァ−内では、
H君=マジビジ君
と、定着。

マジビジ君と共に、
彼も、ちょっと落ち着いた、
素敵なビジネスマンへと成長していくことでしょう…。

でも、もしそうなちゃったら、
ブログに書けるようなおもしろいネタが減って
ちょっとつまんないかも…。

2006/05/18

「マジビジ」創刊!!

気がつけば、あっというまに1ヵ月…。

日々の慌ただしさに、つい、
「明日こそ。明日こそ、」と
思いながらも月日は流れ、GWも過ぎ、このブログの更新を怠ってしまっていた。

そしてついに昨日!
印刷会社のUさんから、
「ここのところ、ブログ、全然ですね。もう1ヵ月ですよ」
と軽くお叱りをいただいてしまいました。げっ。

すみません、本当に反省しております。

ということで、
ひさしぶりの更新は
現在、ディスカヴァ−で大盛り上がり中の、
21周年プロジェクト(今年で弊社は創立21周年なのです!!)
の1つである、ビジネス書の新シリーズ創刊のお知らせ。


その名も

「マジビジ」シリーズ!!

コンセプトは、

「そろそろ本気(マジで)仕事(ビジネス)しようぜ!
 社会人3年目からのビジネス書シリーズ」

です。

今月、5/15に、一挙5点刊行!!!
全国書店にて絶賛発売中!
詳しくはここをチェック!

http://www.d21.co.jp/majibiji/




と、以上のようにスラーッと書いたけれども…。

創刊にあたっては、
笑いあり、涙あり、怒りあり、冷汗あり、疲労困憊あり…
の連続。

冗談抜きで、汗と涙の結晶として、
やっと世に送り出すことができたのです。


このシリーズは、
ディスカヴァ−社内で、
入社3年目の若手社員達が中心となって、
つくりあげていく方向で決まったのはいいのですが、。

「21周年記念、ビジネス書の新しい、売れるシリーズを考えよ!!!!」

って、言われてもね〜。

ぶっちゃけ、
普段ビジネス書なんてそんなに読まないんだわ。
(出版社の人間として、あるまじき発言ですが…)
インタ−ネットもあるし。


とにかく、ミーティングでもすることに。


そんな中、

「社会人3年目ってどんなこと考えてるんだっけ?」

という問いかけが出た。


すると、我も我もと、

「 何も仕事が終わってないのに、なぜかいつも6時になる!」
から始まり、

「根拠のない自信がある気がする」

「 居酒屋に行くと愚痴る」

「そんなにやる気はないが、そこそこ成功したい…」


など、とめどもなく、出てくること、出てくること。

涙が出るほど、大爆笑した後、
誰かが、ぽつん、とつぶやいた。

「そろそろみんな、仕事に本気なりたいんだよね」


そうだ!
この気持ちはみんなにあるんだ!

だったら、自分達が読みたいと思える、
ビジネス書を読まない人達も欲しくなる、
そして、仕事に本気になるきっかけを与えてくれる、
新しくて面白いビジネス書シリーズを作ってしまえばいいのだ!


というのが、
「マジビジ」誕生のきっかけ。

なので、彼らの愛着もひとしおです。


シリーズ創刊にまつわるエピソードは
まだまだ膨大にありますが、
今回はこのへんにしておこうと思います。

2006/04/13

「転ぶのにご用心」-新米編集者ジタバタ修行日記

私の性格はご存じのように、
非常にあわてん坊である。

なので、すごくよく転ぶ。
どうやら足が小さいことも原因のひとつらしい。

で、また赤っ恥をかきました。

先日、著者の方と
渋谷のマークシティホテルのカフェで
打合せをする約束があった。

時間ぎりぎりで、かなり急いでいたので、
いつものことながら
(そう、反省ですが、もっと余裕を持たねばいかんのです…)
大急ぎでエレベーターに乗り込んだ。

幸いにも、誰も乗っておらず、
すぐに目的階のボタンを押し、
「閉まる」を5、6回、目にも留まらぬ早さで連打した。
(だからといって早く閉まるわけではないのだが、
 気分的に、急いでる意識が盛り上がるのです)

扉が開くなり、
「それ!」
ってな感じで、大きく足を踏み出したところ、

「ずずずずっっっ」

という鈍い音とともに右足の靴のかかとがすべり、
大開脚状態に!

自分に集まる視線を微妙に感じながらも、
いそいで体勢を持ち直し、
何事もなかったかのように、
目の前のカフェに走り込んだ。

「お待たせしました!」

と、既に先に到着して待っていただいていた著者のKさんに
ぺこりと挨拶をする。

すると、
Kさんが慈愛に満ちた声で一言。

「大丈夫でしたか?そんなに急いでいただかなくてもよかったのに」

げっ!
見てたの!

やはり、時間に余裕を持つことは、
仕事の基本ですね。
どこで、どんな失策を犯すとも限らないわけですから…。

2006/04/06

「空の上の偶然」-新米編集者ジタバタ修行日記

ディスカヴァーの自己啓発書『自分を磨く方法』が、
全国の書店で、飛ぶように売れている。
現在、ついに30万部を突破!

オフィスにも書店さんの追加注文や、
お客さんからの問い合わせの電話が、
じゃんじゃんかかってくる。
昨年末から現在まで、ずーっとだ。

そんななか、1カ月ぐらい前、
なんとも嬉しい偶然を体験した。

今年のディスカヴァーの社員旅行の行き先は
宮崎のシーガイア。

金曜の夜に、
「それ!」
とみんなで仕事を終わらせ、
羽田から飛行機に乗り込み、宮崎をめざした。

離陸してしばらくしたら、
前の席に座っていた社長のHさんが、
急に振り向いた。

「あそこに座っている女性が読んでる本、見覚えない?」

慌てて、社長が指さしている方向を見ると、
確かに、わたしと同い年くらいの女性が
熱心にめくっているページには心あたりがある!

あの中身のデザインの感じといい、
(本文が黒い文字で、見出しの文字だけ、きれいな赤色なのです)
金色っぽい帯といい、間違いない!
『自分を磨く方法』だ!!

まさかディスカヴァーの社員旅行で、
こんな偶然があるとは。

ということで?ご迷惑かもしれなかったけれど、
この嬉しさをお伝えしようと、
思い切ってその女性に話しかけてみた。

突然話しかけたのにもかかわらず、
彼女は気持ちよく、
本を購入したきっかけを教えてくださった。

聞けば、
宮崎で、お店の店長さんになられるということ。
初めて部下を持つということもあり、
自分自身を成長させたい、と思っていたところ、
ちょうどこの本が目に入ったのだという。


本を編集したり、書店さんに営業に伺ったりすることはあっても、
実際にどんな人が、何の目的で、
その本を手に取ったのかは、なかなか知ることができない。

なので、本当に感激した。

ところが、そんなこんなで、
ご満悦で自分の座席に戻ったわたしに、
風のような早さで
フライトアテンダントの女性が近づいてきてひとこと。

「お客様、なにか問題でも?」

気づけば周囲は熟睡中。

しーんとした機内で、
突如、べらべらと話しかける女は、
奇怪に見えたらしい。

彼女はいぶかしげな顔のまま去っていきました…。

2006/04/04

「落ちこむこともありますが…」-新米編集者ジタバタ修行日記

いつもわたしは、
元気でお騒がせなキャラクターで通っている。
っていうか、
それが仮の姿というわけではなく、
真実の姿なんですが。

そんなわたしでも、
毎日の仕事のなかで、
ちょっとしたことで不安になったり、疑問を感じたりする。

結局何もできていない自分を腹ただしく思って、
ずずーんと落ちる。


いつもはどんなことがあっても、
「あー!もう!!」
と、
全て忘れて、
ビールでも飲んで、
ひとっ風呂浴びて、
がーがー眠りこけてしまえば
(江戸っ子みたいですが…)、
あっけらかんと、すぐ頭を切り変えられるのだが、
なぜか、今回はもやもやが消えない。

「もっと頑張らないとなー。
 まだまだ、わたしは全然だめだなー」

と、パソコンの前でついぼんやりと考えてしまう。

そんなとき、同期のH君が営業からオフィスに帰ってきた。

営業の彼と共に取り組んでいるプロジェクトの打合せを
あーだこーだとしている時。

H君と、話していることにすごくほっとした。
で、なぜだか、突然泣けてきた。

同期であることの信頼感、
営業のプロとしての一生懸命な姿勢への尊敬、
そして、一緒に今仕事をしていること。
そんなことに安心して、涙が出た。

たくさん、仲間がいるはずなのに、
ひとりで思い詰めすぎて、
そんな自分にぐったりしてたのかも…。

ということで、
今日はこんな感じで弱気なわたしでしたが、
明日からは、再び気を取り直して頑張ります!

2006/03/31

「お助けBOOK」-新米編集者ジタバタ修行日記

突然だが、わたしは編集に加え、
ディスカヴァーから新刊が出るたびにプレスリリースを作成し、
新聞やさまざまな雑誌の編集部に本と一緒に送る、
という仕事もしている。

このプレスリリースを担当するようになって、
はや半年以上経ったのだが…。

たかがリリース、されどリリース!

効果的なトピックや、キャッチコピーを考え、
その本の売りを伝えきることは、ほんとうに難しい。
金田一耕助みたいに頭をぐしゃぐしゃにしながら悩み、
七転八倒して、やっと完成する。

そんな日頃のわたしを見て、
先輩のTさんが驚異的にすばらしい一冊の本を貸してくださった。

日本実業出版社さんから刊行されている
『マスコミが思わず取り上げたくなる 
 プレスリリースのつくり方・使い方』

悩めるわたしには、

「救世主が来た!神よ!」

ってな感じだった。

この本のすごいところは、
そのまま真似してしまえるリリースの例が80個も付いていること?その文例に対して、解説もきちんとついているので理解もしやすい。

このブログを読んでいただいているあなたが、
たとえ、急に社長に肩を叩かれて
「おまえ、今日から広報になった!」
とかなんとか言われても、
この本さえあれば、
呆然としつつも、一時間ほどでコツをマスターしてしまえそうだ。

そして、さらに感動的なことに、
先日、さる飲み会で、
この本を担当された編集者の方にお会いすることができた。

感謝のあまり、
思わずその方の両手を強く強く握って、
頭上に押し頂いてしまった。
もちろん熱いお礼も申し上げた。
もしかしたら、わたしを変な女だと思ったかもしれない。

それにしても、こんなふうに読者を熱くさせる本を
早くわたしも作れるようにならないとなぁ、と
ふと真面目に思いました。

わたしが大げさすぎる、という説もありますが…。